~水いぼ~
2020. 8. 18更新
- どうやって感染するの?
伝染性軟属腫ウイルスが皮膚の小さな傷や毛穴から入り込み、皮膚の細胞に感染します。
潜伏期間は、2週間から数カ月といわれています。 - どんな症状なの?
皮膚と同様の色の1~5mm程度の隆起が多数出現します。
水が入っているような光沢のある柔らかい疣(いぼ)で、痛みやかゆみはありません。
ぶつけたり、引っかいたりすると水疱が壊れて、炎症が起きてその後消えます。
消えていく速度よりも、拡大する速度の方が早く、一定期間その数は増えます。しかし、数カ月すると、拡大は止まり自然と消えていきます。状態によっては1年以上かかる場合もあります。 - 治療法
自然に状態がよくなることを待つ
外科的にピンセットを使ってつまんで取ったり、液体窒素で疣(いぼ)を凍結させたりする方法は、痛みも伴いますし、皮膚を傷つけるため、二次性の皮膚の感染(とびひなど)のリスクもあります。
そのため、自然に状態がよくなるまで待つことがいい方法であると考えられます。
アトピー性皮膚炎があったり、夏に汗で痒かったりする場合は、弱いステロイド外用剤で痒い症状を軽くする必要があります。 - 登校、登園は?
特に、制限はありません。
対応として、「多数の発疹があるものについては、水泳、プールでのビート板や浮き輪の共用をしない」と表記されていて、プールへの参加そのものは規制されていません。