~薬局薬剤師より~
2021. 9. 7更新
【みんなのポケット】2021年8月号(NO.222)
私は薬局チムニの管理薬剤師の高澤です。本日は、私より「お薬手帳」と、「残薬調整」について説明します。
①お薬手帳
お薬手帳は、患者さん自身が持つことのできるカルテのようなものです。
医療機関受診時、薬局来局時に持参していただきます。自身の病歴や薬の服用歴を医師や薬剤師に伝えることができます。いつも行かない医療機関にかかる時も、お薬手帳を持参する事で薬剤師が飲み合わせや重複のチェックを正確に行いますので、より安心してお薬を飲むことができます。
なるべくお一人1冊にまとめて記録すると、チェックがよりしやすくなります。複数お持ちの方は薬局に相談してください。
また、お薬手帳にそのお薬を飲んで何か変わった症状がなかったかを記録しておくと副作用に早く気づく事ができるかもしれません。どうぞご利用して下さい。
②残薬について
自宅に残っているお薬はありませんか?
病院で処方されるお薬は効果も良いのですが、副作用や他のお薬との飲み合わせのリスクもあります。もしかしたら保管状態や、保管期間によっては期待した効果が得られなかったり、残っているお薬と今飲んでいるお薬の相互作用等、良くない事が起こる可能性があります。薬局に処方箋をお持ちになる際に、残っているお薬をお持ちいただければ処方医に連絡してお薬の処方日数の調整を行いますので、どうぞご遠慮なくお申し出下さい。
その他お薬の服用や副作用など、気になる事・不安な事などございましたら、お気軽に薬剤師にご相談下さい。