~薬局よりお答えします~
2022. 6. 1更新
【みんなのポケット】2022年5月号(NO.231)
今回は、薬局チムニでよく受け付けることのあるお問い合わせについて説明します。
①薬の保管について
ほとんどの薬は、室温での保管(1~30℃)で問題ありませんが、
・温度の高い場所を避ける
・湿気の多い場所を避ける
・直接日光が当たる場所を避ける
と言う事に注意して、保管してください。
中には、冷所で保管が必要な薬もあります。
そのような薬は、冷蔵庫で、食品と区別して保管するようにしてください
・座薬や、インスリンの注射薬が挙げられます
座薬は温度が上がると融けてしまい、インスリンは効果が下がってしまう恐れがあります。
これから気温が高くなる季節がやってきますので、このような点に注意し、保管してください。
【その他注意点】
子供のいる家庭では、子供の手の届かないところに保管してください。
子供は予想外の行動をとり、思わぬ事故につながる恐れがあります
・大人が飲もうとしていた薬を子供が口に入れてしまった
・子供のシロップを飲ませようと置いておいたら、いっぺんに3~4回分を飲んでしまった
子供の誤飲事故の約17%が医薬品・医薬部外品であるという報告もあります
※ 厚生労働省
「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」(2018年)
②古くなった薬
薬には使用期限があります
病院・薬局で受け取る薬は、患者さんの症状に合わせて治療に必要な分が処方されます。
原則として、処方された日数が使用期限となります。
ただし、解熱剤などは使わずに余る場合もありますので、医師・薬剤師に相談してください。
また、血圧の薬など定期薬が余っている際は、余っている薬の整理・調整ができますので、そのような場合も薬局までご相談ください。
※ 既に飲んでいない薬や、使用しない方が良い古い薬は、薬局にて責任をもって廃棄いたします。