中耳炎

【みんなのポケット】2025年2月号(NO.264)

耳は外側から外耳、中耳、内耳と三つの区画に分かれています。
 中耳炎とは、中耳の部分がウイルスや細菌などの侵入で炎症を起こしている状態です。中耳炎になると、耳を痛がったり、耳だれ(耳から膿が出てくること)がおきたり、機嫌が悪かったりします。
 中耳炎は生後半年から1歳、2歳くらいをピークとして、5歳くらいまでは非常に多い病気です。急性上気道炎(いわゆる風邪)に伴ったり、アレルギー性鼻炎に伴ったりして発症します。

【急性中耳炎】
風邪や感染症が原因で発症することが多く、短期間で治ることが多いです。鎮痛剤や重症な場合は抗生物質を使用します。

【滲出性中耳炎】
症状が無く気づきにくいことが多く治りにくいです。
耳によく手を持っていく、触る、呼んでも振り向かない、テレビの音を大きくする、近寄るなどが見られることがあります。症状に応じて治療します。