~鼻のかみ方~
2017. 5. 1更新
鼻水は風邪の一症状であると同時に、放っておくと中耳炎を引き起こすこともあります。鼻水をすすらず、小さいうちから正しい方法でかむ癖を身につけさせたいものです。一人で鼻をかめるようになる年齢には個人差がありますが、目安として二歳を過ぎたら、親と一緒に練習してほしいと思います。できるまでに時間がかかることもありますので、親は焦らず、遊び感覚でできるよう子どもと一緒に取り組んでみましょう。片方の小鼻を押さえてもう一方をかむなど、片方ずつ小刻みにそっとかむのが正しい鼻のかみ方です。強くかむと鼻血が出たりします。大事なのは、鼻をすすらず、こまめにかむ癖をつけさせることです。
細菌やウイルスなどの異物が入ってくると、それを押し流そうと多量に出てくるのが風邪の鼻水です。初めは水っぽい鼻水ですが、次第に黄色や緑で粘り気のある鼻水になることが多いです。急性副鼻腔炎が疑われますが、軽いものはよく鼻をかんでいれば自然治癒します。よくないのは鼻水を軽く考えて放っておくことです。鼻づまりで鼻呼吸ができなくなると、集中力がなくなったり、口呼吸でのどを痛めたりします。鼻をかまないで、いつまでもためておけば鼻の中で有害な細菌が繁殖する恐れがあります。その鼻水が中耳に入り込み、中耳炎を引き起こすことが多いです。