~風疹~
2019. 2. 1更新
風疹が流行しています。風疹は発疹が出たり、熱が出たりする感染症です。くしゃみや咳で出た唾液のしぶきでウイルスが広がります。妊娠初期の女性がかかると、お腹の赤ちゃんに感染し、心疾患や難聴、白内障などの障害が出る恐れがあります(先天性風疹症候群)。
子どもがかかる病気と思われがちですが、最近日本では、お子様たちは麻疹・風疹ワクチンを2回接種しているため流行がほとんどなく、大人の発症が9割近くを占めています。特に成人男性が多く発症しています。大人がかかると熱や発疹が長引いたり、関節痛がひどいなど重症化することもあります。
熊谷市では、風疹抗体検査をして免疫力が弱いと確認された
(HI法で32倍未満、EIA(IgG)法で8.0未満)
① 16歳~50歳未満の女性
② 妊婦の夫の、風疹予防接種の一部助成が始まっています。
そしてまだ始まっていませんが、国の施策で、2019年度より2022年3月までの3年間で、1962年4月2日~1979年4月1日に生まれた男性を対象に風疹抗体検査を受けて免疫力が弱いと確認されればワクチンを原則無料で接種することになる予定です。なぜかというと、この年代の男性は、風疹の予防接種を一度も受けていない方が多いからです。しかし、自然に感染した人は終生の免疫ができていますから、抗体検査をして免疫がない人だけが接種の対象となる予定です。