~「くる病」が乳幼児に増加しています~
2019. 7. 1更新
子どもの「ビタミンD欠乏症」が増えています。ビタミンDには、カルシウムやミネラルを骨に沈着させ、その成長を促す働きがあります。骨量を保ち、骨粗しょう症を防ぐために不可欠な栄養素です。
ビタミンDが不足すると、小児では、背中が曲がったり、足の骨が変形したりする「くる病」を発症することがあります。近年、ビタミンDの働きに関する研究が進み、免疫機能や皮膚、脳、発達などにも重要な役割を担っていることがわかってきました。
《乳幼児 ビタミンD不足例》
- 食物アレルギーを恐れるあまり、例えば1歳過ぎても卵や魚を避けたり、食事内容が偏ることにより、乳幼児でビタミンDが不足してしまう。
- ビタミンDは、紫外線を直接皮膚に浴びせることで作られるが、子どもに紫外線対策を徹底するあまり、外遊びの機会が減少し、ビタミンD不足となる。
- 完全母乳栄養の場合、母体が妊娠前からビタミンD欠乏や低下状態だと子どももビタミンD不足となる。
重要な事は、適度な日光浴やバランスのとれた食事ですね。
くる病に気づくポイント
