HOME»  みんなのポケット»  バックナンバーTOP»  ~呼吸について~

~呼吸について~

呼吸は口と鼻どちらからするのでしょうか?
人間にとって本来、呼気、吸気ともに鼻で行うのが正しい呼吸法です。ところが、鼻と口の両方で呼吸する人、あるいは常に口で呼吸するのが癖になっている人がたくさんいます。
空気中には、ほこりや花粉、さらには細菌やウイルスなどの人体に対して悪い影響を及ぼす物質がたくさん混じっています。それが鼻呼吸の場合、鼻腔(鼻の穴)の内側にある繊毛(鼻毛)と粘膜によって吸い込んだ異物はろ過され鼻汁に混じって排出されます。鼻呼吸は、口呼吸するより、喉を痛めたり病原菌の侵入を許したりする恐れが小さくなるわけです。
口呼吸が癖になる要因として舌筋の筋力の衰えも関係しています。体の筋肉は、使わないでいると衰え筋力は弱くなります。
口を閉じるとそれだけでも筋肉が鍛えられますが、舌筋を鍛える方法として、あいうべ体操があります。

  • 「あー」といって、口を大きく縦に開く
  • 「いー」といって、口を大きく横に開く
  • 「うー」といって、口を強く前に突き出す
  • 「べー」といって、舌を出して精いっぱい下に伸ばす

とても簡単ですがやってみると意外に口の周囲が疲れることに気付くでしょう。
一日30セット、入浴時など無理のない程度に毎日行うことで、鼻呼吸へと改善していくでしょう。

ただいまインフルエンザワクチン実施中です
ご希望の方は、予約の上ご来院ください

191030.jpg