今シーズンのインフルエンザ予防接種
2020. 10. 12更新
現在のコロナ禍の中で一般医療機関の最大の関心事は、今冬新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザが同時に流行したら、どのように対処すればよいのか、という事です。診察の仕方、検査、治療、全ての点において悩ましい問題となっています。現在、インフルエンザに対する備えとしては予防接種があります。今年度のワクチン供給は、4価のワクチンになってからは過去最大の供給量となる模様ですが、例年には接種しないような人々が接種を希望すると必要本数に不足が生じる可能性も出てきます。厚生労働省が提案した接種が優先されるべき人は、まずは65歳以上の高齢者、続いて医療従事者、65歳未満の基礎疾患を持っている方、妊婦、乳幼児~小学校低学年などです。その原則に従いながら、当院でもほぼ例年通りのスケジュールですすめていく予定です。