HOME»  みんなのポケット»  バックナンバーTOP»  腸内細菌のお話

腸内細菌のお話

【みんなのポケット】2023年6月号(NO.244)

私達人間の腸内には、体内に棲む細菌のうち約9割が棲みついています。腸内には、細菌がおよそ1,000種類、100兆個も生息していることが知られています。
人の腸内細菌の種類は働きにより3つに分かれます。私達の身体を守る善玉菌、増えすぎると身体に悪影響がある悪玉菌、状況によって善玉菌の味方をしたり悪玉菌の味方をしたりする日和見菌(ひよりみきん)です。体の健康には、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要です。善玉菌には、ビタミンの合成、消化吸収の補助、免疫力の向上などの働きがあります。

【善玉菌を増やす方法】
<善玉菌を含むもの「プロバイオティクス」を摂取する>
ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、ぬか漬け、味噌 キムチなど、外から取り入れた菌はなかなか腸内に定着することはない為、毎日摂取する必要があります。

<善玉菌のエサとなるもの「プレバイオティクス」を摂取する>
大豆、たまねぎ、ごぼう、ねぎ、にんにく、バナナなどのオリゴ糖を含むものや、海藻、きのこ、さつま芋、切り干し大根などの食物繊維は消化されずに腸まで届き、善玉菌の栄養になります。