子どもの誤嚥や窒息
2024. 1. 29更新
【みんなのポケット】2024年1月号(NO.251)
~丸くてつるつるしている食品に注意しましょう~
4歳以下の子どもは、嚥下機能が未熟で、噛む力も不十分です。咳をする力もまだ弱いため、気管に入りそうになったものを押し返すことが難しいものです。形状が丸いあめや、ブドウ、プチトマト、ピーナッツ、うずらの卵、白玉団子、球状のチーズなどは、表面がつるつるして噛む前に飲み込んでしまいやすい食材です。
3歳ぐらいまでは、ブドウやプチトマト、うずらの卵などは1/4のサイズにカットしてから与えましょう。また固く噛み切りにくい食べ物にも注意が必要です。
ピーナッツなどの豆類は6歳までは食べさせないで下さい。子どもによく与える果物では、りんごも誤嚥しやすいので注意して下さい。
食べる時に気をつけること
○食事中は食べることに集中させ、口の中に食べ物がある時のおしゃべりや、遊びながら食べたり、びっくりさせるようなことはしないで下さい。
○パンやごはん、もち、焼き芋など唾液を吸収してしまい、飲み込みづらい食品は水分をとってのどを潤して食べましょう。