小児への錠剤の飲ませ方
2025. 3. 28更新
散剤のメリットは、体重に合わせた細かな用量調整ができる事や、2種類以上の混合ができる、等です。 錠剤のメリットは、コンパクトでかさばりにくい、匂い、味を感じにくい等です。 最近では、小児向けの小さい錠剤や口腔内崩壊錠が発売されたりしています。
今回は、小児への錠剤の飲ませ方のコツをご紹介します。
小児で錠剤がのめる年齢は、一般的に5歳くらいからと言われていますが、個人差があります。また、体重や症状によっては処方できない場合もあります。
ここからは、小児への錠剤の飲ませ方のコツを、具体的にお話します。
①上体を起こします。上を向いている姿勢では、気道に入る誤嚥の恐れがあり、飲み込みにくさもあります。
②あらかじめ少量の水を飲んで、口の中を湿らせておきます。口の中や喉に錠剤がくっつくのを防ぎます。
③錠剤は口の中にそっと置き、すぐに水を飲みます。できるだけ舌の奥の方に置くと、錠剤を意識せずに飲みやすくなります。