RS ウイルス感染症予防ワクチンについて
2025. 4. 22更新
国内で接種できるRSウイルス感染症を予防できるワクチンには2種類あります。
①アレックスビー:60歳以上の成人へRSウイルス感染症重症化予防
60歳以上の方で、特にRSウイルス感染症の重症化リスクが高い方は、接種の必要性について担当医とよく相談するよう推奨されています。CDC(米国疾病管理予約センター)では以下の方を推奨の対象としています。
・高齢者
・慢性の心臓または肺疾患のある人
・免疫力が低下している成人
・特定の基礎疾患のある成人
・老人ホームや長期介護施設へ入所している成人
②アブリスボ:上記成人への接種以外に妊婦に接種を行うことで、新生児および乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防を目的とするもの
新生児および乳児におけるRSウイルス感染症の重症化を予防する目的に、妊娠24~36週(特に妊娠28~36週)の妊婦への接種を行います。