平成11年にここ妻沼中央の地で開業し、はや20年が過ぎようとしています。
それまで、群馬県内の大学病院や小児専門病院、地域基幹病院などに12年勤め、ほぼ小児の患者一筋に診療してまいりました。
中でも、小児の心疾患、アレルギー疾患、感染症などが中心でした。
開業当時妻沼町は、深谷市・大里郡医師会に所属しており、県内でも小児科の医師過疎地域でしたので、小児の患者様を診察するうえで大変苦労もありました。
地域での診療に少し慣れてきた平成18年、市町村合併により妻沼町は熊谷市に編入となりました。
熊谷市は県北でも小児科の医師開業医が人口あたり多い地域です。
そんな熊谷市医師会に移動し、自院での診療に日々奮闘しながら、学校保健、子どもの心・発達を巡る活動、その他さまざまな仕事に関わりました。
さらには県医師会での業務など行政との仕事も増えました。
やってみると時間的には厳しいですが、子どもに関係する医療環境・社会環境をよくするには必要不可欠な活動である事がわかりました。
開業当初「こばやし小児科」という看板を掲げ、小児医療を中心に取り組みましたが、お子様が患者様として来院する保護者の方より「私も診てもらえますか?」といった希望も多く、医師会やその他の勉強会に意欲的に参加して、今では成人の疾患も自信を持って診察することが可能になりました。
難しい場合は地域の症状に合った内科、外科、整形外科、皮膚科などの先生にお願いしたり、2次、3次病院に紹介したりして診療しています。
また、開業当初は院内調剤でしたが、平成14年から院外処方に切り替え、薬剤師から丁寧で詳しい服薬指導をしてもらえるような体制に移行しました。
当院の職員達は、毎月ミーティングを開いて業務の改善に意欲的に取り組み、予防接種などの各種勉強会にも参加して、研鑽を積んでおります。もちろん知識だけでなく、いつ何時でも患者様ファーストの気持ちを忘れない事を、院長始め職員一同心がけております。
今後ともよろしくお願いいたします。